SOZO² ── 仕組み
隠さず、
見せます。
AI と人がどう分業し、なぜ品質が漏れないのか。
判断のルールも、迷いの行き先も、データの置き場所も。
仕組みを、ぜんぶ公開します。
一 とめる
品質が漏れない、四つの関所。
「AI は間違えません」とは言いません。間違いが起きてもお客さまに届く前に止まるように、すべての仕訳が四つの関所を通ります。
● 藍 = AI の関 ● 山吹 = 人の関
関一 ── AI
自動採点 ── 正解事例集
正解がわかっている取引を集めた問題集で AI を毎日採点し、ルール化済みの取引の誤りを検出。エラー率を毎日計測する仕組みで運用します(β開始と同時に稼働)。
関二 ── AI 自身
迷い隔離
確信の持てない取引・ルールにない取引は、答えを出さずに「人へ」自動で振り分けます。根拠のない回答は出させません。
関三 ── 会計実務家
熟練確認
迷い分だけを熟練の実務家が確認します。確認された会計処理の型はルール台帳に載り、次からは AI が下書きに反映します。税務上の判断は、この関では行いません ── 税理士へ回します。
関四 ── 貴社
顧客確認
最終の目。週1回・数件・目安5〜10分。あなたの会社のことは、あなたが一番よく知っているからです。
エラー率の、測りかた
分母は当月の全仕訳。分子は、関所を通って納品された下書きに残っていた誤り(科目・金額・貸借の誤り+計上漏れ。検出は貴社の確認・全件の10%サンプル再査・残高照合)。つまり「チームとしてお客さまに見せた時点の品質」を測ります。AI 単体の数字ではありません。合格線の3%は、熟練者の監督なしの人手記帳で見られる誤り水準を参考に置いた社内基準です(βの実測で妥当性を検証し、更新します)。「間違えない」ではなく、
「届く前に、止まる」。
二 みずから、つかう
AI 社員の会社を、自社で実験しています。
Bボタン株式会社では、AI 社員12人が働く Discord(ビジネスチャットツール)上の会社を実験運用してきました。社長(人間)が方針を出し、AI が分担して働き、結果を人間が承認する ── SOZO² でお客さまに提供する分業と安全装置を、顧客データに触れない自社環境で先に踏んで、壊して、直すための実験場です。自分たちが、最初の顧客です。
この自社実験で学んだ事故防止の五箇条を、運用規律としてそのまま公開します。実験で見つかった穴は失敗台帳に記録され、SOZO² の製品仕様の検査項目になります。実験の運用データは、2027年(P1)から月次で公開します。
- 其の一
- 人間の承認が要る操作を、決めてある。
顧客データに触れる変更・価格・対外発信・システムの変更は、AI だけでは進めません。承認が24時間止まったら自動で催促します。システム変更は、人間の承認なしには一切実行されません。 - 其の二
- AI の使用コストに、1日の上限。
上限を超えそうな仕事は、実行する前に止まります。1つの会話が呼べる AI の数にも上限を置き、連鎖の暴走を構造で防ぎます。 - 其の三
- 顧客情報は、隠してから AI へ。
名前・口座・金額の生データは自動でマスキングし、AI とのやり取りに残しません(社内実験の規律です。SOZO² 本番では、仕訳に必要な範囲のデータを契約に基づき扱い、個人情報はマスキングします)。 - 其の四
- 根拠のない回答は、出させない。
参照した判断ルール台帳の番号を添えられない回答は「確認中」へ自動で降格し、人に回ります。 - 其の五
- 止まったら、順に引き継ぐ。
AI の不調は、5分後に再試行 → 15分で管理者へ通知 → 24時間以内に人が直接対応。対応の約束を曖昧にしません。
三 あずかる
データの約束 ── 3段階を、正直に。
「データは安全です」のひと言で済ませません。いま何を約束できて、何がまだできないのか。3段階に分けて開示します。
| 段階 | 時期 | 約束できること | まだできないこと |
|---|---|---|---|
| v1 契約の主権 | いま | 「学習に使わせない」契約経路の AI のみ使用。氏名・口座などの個人情報は自動マスキングしてから AI へ渡す設計(検出漏れは監査で是正)。保存は暗号化した国内環境。解約時はバックアップを含め30日以内に全削除し、書面で報告 | 処理の一部が国外(主に米国)サーバーの AI を経由(学習不使用は契約で担保) |
| v2 物理の主権 | 2027年〜(予定) | Box(貴社に置く小型AIコンピュータ)で、データが物理的に社外へ出ない構成 | 高難度の例外処理はクラウド併用 |
| v3 網の主権 | 2028年〜(予定) | 会員が持ち寄る計算網(各社の Box 同士が余った計算力を融通し合う)の中で処理が完結し、外に渡らない構成を目指す | 構想段階です(データを渡さず計算だけ融通する方式の技術検証は、これから) |
→ 表は横にスクロールできます 金色の行が、いまいる段階です。
正直な注記 ──「全部できます」とは、言いません
現段階では、処理の一部が国外(主に米国)サーバーの AI を経由します。学習に使わせないことは契約で担保し、個人情報は自動マスキングで除いてから処理しますが、物理的に社外へ出ない構成は Box(2027年予定)からです。いまどの段階にいて、次がいつなのか ── このページとプライバシーポリシーで公開し続けます。四 ことば
ことばの辞典。
このサイトには、少し変わった言葉が出てきます。はじめての方のために、先に説明します。
- Box
- 貴社に置く、小型の AI コンピュータ。データが物理的に社外へ出ない構成をつくれます(月額制・2027年提供開始予定)。
- 水道
- 使う人が増えるほど、安く・良くなる仕組みのこと。「良いものを、水道の水のように届ける」── 松下幸之助の水道哲学から借りた言葉です。
- 正解事例集
- 正解がわかっている取引を集めた、AI 用の問題集。これで毎日 AI を採点し、品質を数字で見張ります(社内の呼び名は「ゴールデンセット」)。
- 失敗台帳
- 過去の失敗パターンの記録。同じ失敗を二度しないために、AI が仕事の前に必ず参照します(社内の呼び名は「スカー」)。
- 白ラベル
- 記帳代行会社や士業事務所へ仕訳の下書きを部品として供給し、相手のブランドで納品してもらう形。品質基準と責任分担は契約で明記します。
- DePIN
- 「ディーピン」と読みます。計算力をみんなで持ち寄って分け合う技術の呼び名。イメージは自家発電の融通網──各社に置いた Box が、夜のあいだ余った計算力を貸し借りする。電気を近所で融通し合うのと同じ理屈です。上の表の v3「網の主権」を支えます。
隠さず、証明する。
まずは、30分の無料診断から。
売り込みはしません。貴社の月末が「何時間戻るか」を概算でお答えします。
仕組みへの質問だけでも、歓迎です。
宛先: info@b-button.jp ── 件名に「無料診断希望」とお書きください。